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5月第3週週末。
昼前に家の外にでると、次男と末娘がなにやら楽しそうにしている。 これは末娘がつくったタンポポ車。 先週から向こうの谷もようやく夜の冷え込みを気にせず植物を扱えるようになった。 簡易ハウスで播種したハーブがだいぶ育ってきたので、可能なものから定植を始める。 経験的に、地表の草を全部剥ぎ取ってしまうととても乾燥しやすくなり、定植した苗にもあまりいい影響を与えないことがわかったので、植える箇所とその周りの丈の高い草だけ除き、ハーブ定植後は、その根元をむしった草をマルチにすることにする。 これはロシアンタラゴン キク科ヨモギ属の多年草。栽培が容易で草丈は120cm~150cmにも達する。株が古くなると芳香が弱まるので、2年ごとに株分けし、香りの良い株だけを植える。葉に芳香があり、タラゴン酢やサラダドレッシング、鶏肉や豚肉、卵料理などに利用する。 野菜全般と相性がよく、モンシロチョウ、アブラムシなどの害虫から守る。 株が大きくなったら周りでアブラナ科の野菜を作ってみよう。 これはワームウッド キク科ヨモギ属の多年草。葉は白銀色に見え美しく、夏に小さな黄色い花を下向きに咲かせる。ヨーロッパでは古くから駆虫剤や薬用に利用され、その効果からworm(虫)wood(木)という名前が付いたといわれる。非常に苦味が強く、「エデンの園を追放された蛇が這った後に生じた草」という伝説もあるとのこと。 駆虫、防虫作用があり、刈った葉を野菜の根元におけば防虫効果が期待できるとのこと。また、乾燥した葉茎は防虫剤に利用でき、抽出水は虫忌避剤になる(刈り時は花が咲くまで)。ただし、他の植物の成長を抑制するので注意が必要。 ロシアンタラゴンも、ワームウッドもヨモギに近い種類ということが面白い。この種族は食用、薬用として幅広く利用されているようだ。 さて、5月最終週週末の春の畑の雑草 これはたぶん葛の幼葉。 5月末から6月頃、あちこちで発芽して細いが頑丈な弦で野菜の茎やハーブに絡みつく。色々調べたが該当するものがなく、引っこ抜いたときに根についてくる種(むかご程の大きさ)と葉の形をヒントに色々考えた。そして、葛の花の後に鞘ができ種からも繁殖すること、よくみると葉は葛を小さくしたような形であることから、現段階では結論した。 そういえば、この家に移り住んだ4年前、畑に葛も繁茂していた。現在はほとんどないが、残った種が発芽しているとすれば合点がいく。 さすがに畑で葛の幼葉は育てられないが、葛は根のほか、花にも二日酔い等に効能があり、若芽は食べられるとのこと。もう少し調べて利用していこう。 これはツユクサ。 ツユクサ属ツユクサ科の1年草。アジア全域、アメリカ東北部などに広く分布する。梅雨に入る少し前に発芽し、節 から根を出しつつ枝分かれして広がり、繁殖力が非常に強い。 葉はおひたしやサラダで食することができ、花が咲いている時期に採取し蒸して乾燥した全草には薬効(解熱や下痢止め)があるとのこと。 これはカキドオシ。 シソ科カキドオシ属の多年草。国内全土に分布。つる性で長さは1m程度になる。4~5月の花の時期に刈り取り、陰干したものには薬効(体力増強、胃腸・肝臓状態改善、糖尿病)があるとのこと。 畑の草を調べ、ハーブや野菜のことを知れば知るほど、雑草とハーブと野菜の境界線はなくなっていく。少しだけ、自分達が後で利用するために育つのを加勢する植物。それが野菜なのかもしれない。 『まごの手救援隊』のご支援よろしくお願いします。→ まごの手基金も参照下さい。 震災発生日2011/3/11
by mukouno-tani
| 2011-05-22 23:03
| 畑と山と食と循環
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