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2011年3月25日
一昨日、昨日とまた雪が降った。田んぼの畦にはふきのとうが出始めているのに、また真っ白。 集落の方によると、こんな年の夏は暑くなるらしい。 餌がないのか、イノシシがいままで出なかった家の南側の畑の端まできて、少し斜面を掘り返している。昨日、野菜を作られている女性と話していたら、「うちにもはじめてイノシシがでた」という。聞くと堆肥を入れた畑の野菜がぜんぶひっくり返されたそうである。目的は野菜ではなく肥えた畑のミミズらしい。堆肥は栄養の塊で好物のミミズや虫が育ちやすい。イノシシは堆肥の匂いをごちそうの匂いとして覚えているのかもしれない。 明日は畑向こうの山の裾の雑木を少し切って風景を変え、燃料にする粗朶をつくろう。そして春から堆肥や肥料を使わない野菜づくりの実験とイノシシを捕る準備を進めよう。 2週間前、かみさんが、焚き火小屋の管理人さんが紹介する瓦のロケットストーブをみて、雪の中から使っていない石州瓦を掘り出してきてロケットストーブを組んだ。それから、雪、雨などいろんな天気の日に、板の切れ端やダンボールなどいろんな燃料を使って試し、そして簡単なご飯も作っている。 そのかみさん、うちで瓦のロケットストーブを作って、火をつけて、使ってみての、気づいた点をまとめてみてくれよ~といわれ、、たまに横から眺めている私が整理することとした。 なお、作り方、使い方についてはこちらを参照下さい。 ロケットストーブの具体的な作り方についてはこちら↓ ◇瓦のロケットストーブを案出、20人用の瓦のロケットストーブも紹介 ・・・焚き火小屋の備忘録さん ◇図で瓦のロケットストーブの作り方と使い方を丁寧に説明 ・・・ OLIVEさん ◇漫画で瓦のロケットストーブの作り方と使い方を丁寧に説明 ・・・ 山の子さん 雪や雨などの天気での使用についてはこちら↓ ◇雪の中での使用 ◇雨の後での使用 さまざまな燃料の使用についてはこちら↓ ◇松ぼっくりと粗朶 ・・・焚き火小屋の備忘録さん ◇新聞紙と板切れ ◇ダンボール ロケットストーブを使った料理についてはこちらを↓ ◇お湯を沸かす ◇味噌汁をつくる ◇小麦だんご入り野菜スープをつくる ◇ご飯をたく ◇炊き込みご飯をたく ◇ナンを焼く ◇ご飯で五平餅をつくり焼く ◇パンを焼く ・・・ 焚き火小屋の備忘録さん では、うちで作って使ってみて気づいたこと↓ 1.瓦でロケットストーブを作って、実際に火をつけてみたがすぐ消える ○→ ロケットストーブのあちこちに隙間がある。 瓦には色んな突起があることがあり、重ねるとどうしても隙間ができやすいので、見つけた隙間はそこら辺の土でいいのでふさいで下さい。火をつけてみてヒートライザー(炎があがる煙突の様な部分)以外の所から煙がでていたら、そこは隙間です。 意外と、泥で隙間をつめても、いまのところはがれることはないようです。 ○ →吸気口が小さ過ぎる。 瓦のロケットストーブでは、燃料の入れ口の下に、空気を吸入するための吸気口があり、ここから空気がうまく吸い込まれないと火が続きません。うちでは、一度、ロケットストーブを組んだあと、そのことに気づき吸気口を瓦2枚分大きくするためもう一度組みなおしました(組みなおしの時間10分程度)。 そうしたら、火の勢いが強くなりました。 2.瓦のすきまを埋めてみても火がうまくつかない。 ○→燃料の入れ口で火を焚こうとしている。 燃料の入れ口は、薪風呂などの焚き口に似ていますが燃やす所ではありません。瓦のロケットストーブの燃焼室は、ヒートライザー(炎があがる煙突の様な部分)です。最初、うちも、一生懸命、焚き口で火をつけようとしては消えることを繰り替えしていましたが、そのことに気づいて、ヒートライザーの根元の部分で火を焚くように意識したら、うまく燃えるようになりました。 ○→燃料の入れ口で火をつけようとしている。 火をつけるのも燃料の入れ口ではなく、ヒートライザーの根元の部分です。先によく乾いた細割にした板や、ふわっと丸めた新聞や、細ぎりにしたダンボールをぎゅうぎゅうではない程度にかるく仕込んでおいて、そこに上から、やはりふわっと丸めた新聞紙の玉に火をつけたものを、ポトリと落として着火します。ヒートライザーから炎が上がり始めたら、慌てずヒートライザーの上と下から燃料を足していき、火を安定させます。 ○→燃料の詰めすぎる、不完全燃焼で燃えカスがたまる 特に、火をつける場面、火がついて炎が上がる場面で、燃料を詰めすぎると空気のとおりが悪くなり、火が消えてしまうことがあります。完全燃焼せず、燃えカスがたまり過ぎると吸気口をふさぐことがあります。 3.雨や雪の中で使おうとしたらうまく火がつかない ○→吸気口が雪で埋まっている。 雪が10cmほど積もった日に火をつけようとしたら、吸気口が雪で埋まっていて火がつきませんでした。雪を除くと、普通につきました。 ○→ヒートライザーが雨で濡れて火がつかない ヒートライザーの根元に、乾いた板やベニヤ、ダンボールなどをひいて、その上で火をつけるとうまくつきました。 また、気づいた点がたまったら、まとめます。 春よ来い。
by mukouno-tani
| 2011-03-25 06:35
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