カテゴリ
全体 家と庭 畑と山と食と循環 子育ちと環境 向こうの谷 野研ノート(家族) 野研ノート(地域) 野研ノート(デザイン) 野研ノート(社会) 野外体験産業研究会(活動) 野研ノート(ライフヒストリー) フィールドノート 生きる 働く 森の道を歩きながら 暮らしと時間 鍛錬と育ち 未分類 最新の記事
以前の記事
2021年 06月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2018年 02月 2017年 12月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 04月 2015年 12月 2015年 09月 2015年 07月 2015年 03月 2015年 01月 2014年 09月 2014年 06月 2014年 04月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 05月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 タグ
フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年9月第3週
5月のはじめ頃に畑でごぼうづくりの2つの試みをした。 ごぼうを簡単に掘り出せるよう、杉の割板を使い40cm高畝をつくった。また孟宗の太い竹・細い竹、新しい竹・古い竹で長さ60cm程、直径5~10cm程のパイプをつくり、そこに冬越しのゴボウの株を植えてみた。 この試みについて2つの意見をもらった。 一つは、その年の春まきか秋まきかいずれにせよ種から育てたものでないと食べられないのではないかというものであった。年越しの大きな株は花を咲かせて種をつけるので、食べられる様な根はとれないというものである。(植えた株は、種から作った苗ではなく前の年に取り損なった根から新たに芽が吹いたものだった) もう一つは、竹筒に植えたごぼうは土の量(養分の量)が限られているので、十分生長できないかもしれないというものであった。 本日の夕方、晩ご飯をとりのツミレとササガキごぼうの鍋にしようということになり、畑のごぼうを掘ることにした。かみさんと家の南の畑に出ると、次男坊と末娘もついてくる。 高畝につくったごぼうは、肥料は全く与えていないが見た目には随分大きくなっている。大きな株は花芽をつけたのでそちらに栄養分がとられるのではないかと考え、種をとるもの意外は小さい段階で摘み取っている。 掘りやすいように、高畝の土止めに使っていた杉板をはずし、まず竹筒に植えていない大株になったごぼうの根を掘ってみた。すると古い根から数本新しい根が更に下に伸びている。種取り用のものはまだ掘ってみていないのでわからないが、年越しの古い株を植えても、ごぼうの根がとれることがわかった。 ただし、ごぼうの根は高畝の土盛りの下のまで伸びており引き抜こうとするとポキリと折れた。結局、予想以上に伸びた根の部分は鍬で堀り出した。 次に竹筒に植えた株を確認する。発育状態をみると、10cm程の太い竹筒に植えた株が大きく育ち、より径の小さい径の竹筒に植えた株はそれほど大きく育っていない。竹筒が新しいか古いか、竹筒同士の間隔はあまり関係ないようにみえる。 高畝の最上部から更に20cmほどはみ出ている10cm程の竹筒を株ごと引いてみるとずぼりと抜ける。今度は土の詰まった竹筒から株を引いてみるとこれもすんなり抜けた。肥料をやってないせいか若干細いような気がするが、きちんとごぼうができている。育ち具合は新しい竹も古い竹も同じようにみえた。ただし、古い竹はかなり朽ちていて手で割いてごぼうを取り出すことができた。 これらのことから整理すると次のことがいえる。 1. ごぼうは冬越しの大きな株からでも育てられる(種から出たごぼうの2葉は冬越しの苗より虫に食われやすい。また、冬越しの株の方が一株から沢山根がとれる) 2. 高畝の方が、根を収穫しやすいが、根は下に向けて50〜60cmは伸びるようなので、高畝の下に板やトタンをひいて、畝の高さ分だけ根が下に伸びたあとは横に伸びるようにするような工夫が必要。 3. 竹筒栽培は若干根の発育が悪いように思うが収穫はしやすい。直径10cm以上の竹筒に植えた方が株の発育がよく、古い竹を使った方が収穫しやすい。 4. 古い竹は1年使うとかなりぼろぼろになりあと1〜2年で土に戻りそうである。新しい竹はしっかりしている。ごぼうは連作障害があるので一度使った竹は再度ごぼう栽培には使えないし、パイプには古い竹の方がいいかもしれない。 ということで来年は、大好きなごぼうの柳川やとり鍋やごぼ天をたらふく食べることを目指して、 ごぼう栽培で次のことを試してみようと思う。 高畝栽培 →更に収穫作業を簡単にするため根が固い地層まで伸びないよう工夫する 竹筒ごぼう→ぶっといごぼうがとれるうように竹筒に入れる土や追肥を工夫してみる おまけ →ごぼうを収穫するとき葉のついた根の上部の方を再度土に生けて苗をつくってみよう とりのツミレとササガキごぼうの鍋はとてもうまかった。10月前半のごぼうの種とりが楽しみだ。
by mukouno-tani
| 2010-09-23 21:56
| 畑と山と食と循環
|
ファン申請 |
||