ようやく今年の薪割り終了。予定より2週間超過。
毎朝30分作業すればいけると踏んでいたが、計画に天気と私の身体がついていかなかった。
ともあれ、ひと段落ついてほっとする。
そして、薪割りの終わりが見えたころから、かみさんが薪を積み出した。
いつの間にか、少しづつ役割分担ができてきているところが面白い。
一息ついて、向こうの谷でもっとも高い山をみる。といっても、この町そのものが標高450mにあり、向こうの谷の集落はその中でもかなり標高の高い斜面にあるのだから、山というより山の頂上といった方がいいかもしれない。
「あの小さな山から集落で使う水ぜんぶ出とるんだよね」と、料理の飾りに使うもみじの葉をとりに来た集落のおばあさんがいっていたよ、とかみさんが話していたのを思い出した。
あの山から続く森が、この集落に暮らす人達が必要である以上の水を保ち、米や野菜を山菜を育み、きっとその気になれば薪や木材も恵んでくれる。人が使わなくなったから竹藪や山の際が荒れている様子があるのだが、それでも、この圧倒的な育む力。
冬になったら、もっと周りに手を入れて、もっと美しくなるようにしたいな。そう思った。