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毎朝、山に入り、手押し車に3杯、朽ちた落ち葉を集めて、畑や庭に入れることを続けている。
畑の隅に積んでおいて、畝と畝の間に敷いていけば、草抑えにもなるし、夏を越えるとミミズや虫や黴に分解されてぼろぼろになり、土をふかふかにしてくれる。 一昨年までは秋に落ちた葉を集めていたのだが、昨年の雪解けの季節に、雪の下にあった落ち葉の方が、水が浸透し油分が抜けて、土に戻りやすいことに気づいて、今年は早春に集めることにした。 さらに、今年の3月中旬に、自然農法の普及に携わる知人から、『山の中にある、道の側溝に落ち葉が堆積し、良好な堆肥になっているよ』」と聞いた。 もしかしたらと、付近の道の脇の側溝を丁寧にみてみると、側溝とその脇に落ち葉が堆積し、下の方はかなり腐植していて、畑や庭の土にそのまま入れられる状態になっている。通常、落ち葉を肥料に使うには、土に入れずにマルチとして使い徐々に腐植させて土に戻していくか、糠とまぜて人為的に醗酵させるか、いずれにしても一手間必要であり、すぐに使える落ち葉堆肥を沢山発見して、とてもうれしく思う。 反面、とても複雑な心境でもある。これまで側溝に(落ち葉が腐植した)土が溜まり、水があふれ、気づいた集落の方が溝掃除をしていた。また、道の脇の草刈は、年に5~6回は行わねばならない、田舎の仕事だが、よく考えれば、側溝の外側に落ち葉が溜まり、土が富栄養化して、草や笹の成長を促しているのだ。 落ち葉堆肥は最も良好な肥料の一つである。経験上、畑や庭に入れると、花や野菜や果樹がとても健康になように思う。一昨年から落ち葉や刈草をマルチとして使っている畑の野菜は、去年ほとんど虫や病気の被害を受けなかった。農薬も除草剤も使っていないし、化学肥料は入れていない。そのようにして出来た野菜をふんだんに食べているせいか、今年の冬は家族の誰も大きな風邪はひかなかった。 今日も、溝の朽ちた落ち葉を、手押し車とスコップを持って取りにいった。 天然の落ち葉堆肥はまだまだ沢山ある。 今年は、新しい畑にこの落ち葉堆肥を沢山いれて、まずは春ジャガをつくってみることにした。3瀬程度の面積に、いま手押し車で15杯ほど入れており、あと6杯は入れる予定だ。ジャガイモの後も、秋まで色々な野菜を作れるのではないかと考えている。 側溝に落ちた落ち葉の大部分は、下流に流れていっているに違いない。それでも歩いて2~3分の側溝だけでこれだけの落ち葉堆肥があるのだ。側溝が落ち葉集めと堆肥づくりの装置として積極的に利用できるよう改良したらいいと思う。そうすれは、溝掃除は、堆肥集めの作業に変わり、化学肥料を購入することもなく、健康な野菜をつくることができると考える。
by mukouno-tani
| 2013-03-31 11:47
| 畑と山と食と循環
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